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【時論】「核疾走」に飢える北朝鮮住民

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.09.05 12:07
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北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の言葉と行動が激しくなっている。軍最高首脳会議で「戦線攻撃作戦計画と戦闘文書を把握」しながらソウルと平沢(ピョンテク)の在韓米軍基地を狙った。装甲車に乗って戦争準備を促した。こうした動きは8月18日の韓日米キャンプ・デービッド首脳会議と乙支(ウルチ)フリーダムシールド演習を契機に軍事力を膨らませ体制結束を図るという意図と読み取れる。金委員長の無謀さを考慮すると実際の挑発も排除できないだけにいつになく徹底した備えが必要だ。

金正恩委員長は執権初年度だった2012年の金日成主席生誕100年の演説で2つの公約を提示した。国防力強化とともに「人民がベルトをきつく締めないようにする」という約束だった。その方策として提示したのが「経済・核武力並進路線」だった。核保有と暮らしの問題という2匹のウサギを一度に捕まえるというものだった。

 
これに伴い、金委員長は核・ミサイル能力の向上にすべてを懸け、2017年11月に急いで核武力完成を宣言すると、その後経済建設路線に転換した。だがそこまでだった。核をカードに経済発展を図るという構想は2019年の米朝首脳会談の決裂で壁にぶつかった。並進路線の虚構性が立証されたのだ。

それでも金委員長は核疾走を継続している。2021年初めの第8回党大会で武器体系開発5カ年計画を発表した。戦術核と極超音速ミサイル、水中発射核戦略武器、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)、原子力潜水艦、無人機、超大型核、固体燃料大陸間弾道ミサイル(ICBM)のいわゆる「軍9大課題」に総力を傾けている。

原子力潜水艦を除くとこれらの課題は2年半ですべて「実物」が公開されるほど速いスピードで進行している。資源を最大限注ぎ込んでいるという意味だ。極超音速ミサイル(火星8型)はほぼ完成段階で、固体燃料ICBMは2月初めの軍創建軍事パレード公開後に能力を向上中だ。水中発射核戦略武器(ヘイル)と戦術核弾頭(火山31)は3月末に公開された。

戦略無人偵察機(金星4型)と攻撃型無人機(金星9型)、核魚雷は7月末にロシアのショイグ国防相が参加した無人装備展示会と戦勝節軍事パレードで公開した。この武器の水準に対しては懐疑的評価が多いが、金委員長は自身の最大業績として掲げている。北朝鮮メディアも「想像できない短期間に輝かしい偉業完成」としながら称賛一色だ。

しかし重要なのは「暮らしの問題」だ。金委員長が軍事力増強に没頭する間に人民の暮らしは絶望的だ。国際機関は北朝鮮の人口の約半分の45.5%が栄養不足状態だとみている。韓国国家情報院によると、トウモロコシとコメの値段が急騰し、餓死者が過去5年平均の2倍を超えるほど食糧難が深刻化すると集団抗議まで広がった。1990年代の「苦難の行軍」に劣らず厳しい状況という話だ。

統治の基本は民衆の食糧だ。丁若鏞(チョン・ヤギョン)は『牧民心書』で「民衆の暮らしを守ることが統治者の最初の任務(誠牧民之首務)」と力説した。金日成主席も「コメは社会主義」と強調した。だが世襲3代が続いても北朝鮮政権は暮らしの問題さえ解決できずにいる。

北朝鮮住民が体験している飢えと苦痛の原因は自然災害でもコロナ禍でもない。社会主義体制の構造的矛盾に金委員長の政策失敗が重なった必然的結果だ。金委員長の戦略は最初のボタンを掛け間違えた。核と経済という両立できない目標を定めて危機を助長し、住民を恐怖と飢えに追いやっている。金正恩政権が追求する目標が住民の暮らしをさらに疲弊させるジレンマに陥っている。

金委員長が生き残るための計算法を変えるほかないようにしなければならない。尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の対北朝鮮戦略もここに焦点を合わせなければならない。挑発では何も得るものはなく、瀬戸際戦術がこれ以上通じないということを認識させ北朝鮮住民たちにも悟らせなければならない。金委員長の考えと行動が変わるまで時間が多少かかっても原則に立脚した対北朝鮮政策を一貫して推進しなければならない。

金浩弘(キム・ホホン)/韓国国家戦略研究院・対北朝鮮戦略センター長

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