「来るならタイマンで来い！」

ＨＹＢＥ（ハイブ）と経営権紛争に巻き込まれたＡＤＯＲ（アドア）のミン・ヒジン代表の記者会見が中国で連日話題だ。

ガールグループズＮｅｗＪｅａｎｓが所属するＡＤＯＲのミン・ヒジン代表は２５日、ソウルの韓国カンファレンスセンターでＨＹＢＥ経営権奪取と背任の疑惑と関連して緊急記者会見を行った。ミン代表は２時間２０分にわたる記者会見でＨＹＢＥ経営陣をはばかることなく批判し怒りの感情を隠すことなく見せた。

「おじさんが、いやクソじじいが」「私の法人カード見たら残業の夜食代しかない」「悪口が出るしかない。××がとても多くて」「来るならタイマンで来い。裏で震えてないで」などミン代表が記者会見中に出したはばかることのない言動は一気にオンライン上を熱い雰囲気にした。

◇中国ＳＮＳで話題…人気検索語相次ぎアクセス数１億４０００万突破

ミン代表の衝撃的な記者会見は中国でも大きな反響を起こした。中国のソーシャルメディア、ウェイボーのリアルタイム人気検索語ランキングではミン代表の記者会見と関連した検索語が４分の１を占めるほど中国のネットユーザーの反応はいつになく熱かった。実際に２５日の記者会見当時、ウェイボーの人気検索語上位５０個のうち１４個がミン代表の記者会見と関連したほど大人気を呼んだ。

人気検索語最上端に上がった検索語「ＮｅｗＪｅａｎｓ、ミン・ヒジンに泣きながらどうすればいいのかと問う」（ＮｅｗＪｅａｎｓ哭著問閔熙珍要怎麽弁）のアクセス数は一瞬のうちに１億４０００万回を突破し、ミン代表が記者会見で公開したパン・シヒョク氏とのカカオトーク内容である「エスパ踏むことができるでしょう？」（アクセス数９４９３万回）はリアルタイム人気検索語２位に上がり、５時間３０分にわたりその順位を維持した。

中国のネットユーザーは記者会見に関する韓国のネットユーザーの反応にも多くの関心を見せたが、韓国のコメントをリアルタイムで翻訳して中国のソーシャルメディアに転載するチャンネルが一時大人気を呼んだりもした。

◇「ミン・ヒジン記者会見」先を争い報道した中国メディア

中国の各種メディアでは極端に突き進むＨＹＢＥとミン代表の対立を具体的に報道した。中国の代表的な韓国芸能界消息筋の捜狐韓娯はミン代表が記者会見で明らかにした内容、そわそわする弁護士の反応など会見場で起きた各種エピソードを速やかに配信した。

また、中国版ユーチューブのビリビリでは中国のＮｅｗＪｅａｎｓファンクラブ会員らが２時間ほどの記者会見動画を中国語に翻訳して投稿した。この動画にはミン代表が記者会見で公開したカカオトークの内容まで詳細に翻訳したほど細かく、この動画は中国全体の人気順位でトップ１００に上がるほど大きな人気を得た。

ミン代表の記者会見に対する中国のネットユーザーの熱い関心は中国のポータルサイト検索でも現れた。中国最大の検索エンジン、バイドゥが提供する「バイドゥ指数」でキーワードを入れ分析したところ、「ミン・ヒジン」は記者会見当日に７４７３点を記録した。同日中国が打ち上げた有人宇宙船「神舟１８号」の検索量８６１２点と大きな違いがなかった。２６～２７日にはむしろ「ミン・ヒジン」が「神舟１８号」の検索量を上回る数値を記録した（バイドゥ指数はアクセス数、関連検索語、検索率などを考慮して総合的に算定される数値で、中国内のキーワードを確認する尺度で活用されている）。

「タイマンで来い」…中国ＳＮＳにぎわせたミン・ヒジン代表の会見、アクセス１．４億回突破（２）